令和8年10月13日(火)から16日(金)、室蘭工業大学は千葉県幕張メッセで開催されるJapan Mobility Show Bizweek 2026に出展します。同イベントは、一般社団法人日本自動車工業会が主催し、モビリティ関連企業、スタートアップ、大学・研究機関などが、産業や領域を越えた共創を目指すビジネスイベントです。
本学のブースでは、もの創造系領域の浅田拓海准教授が開発したAI舗装点検システム「HibiMiru(ヒビミル)」を『車で走る。AIで瞬時に道路を診断。 − Smart roads, endless drives −』をテーマに紹介します。「HibiMiru」は、市販の車載カメラで道路を撮影し、その映像をAIなどの画像解析技術によって分析することで、路面のひび割れや損傷箇所を効率的に把握できるシステムです。また、カーボンニュートラルの実現に向け導入した公用車「ムロぴょんEV」(電気自動車「N-ONE e:」)も同時に展示いたします。
今回の出展を通じて研究成果の有用性を広く発信するとともに、道路保全に関する課題を抱える自治体や企業などとの情報交換を進めます。室蘭工業大学は、現場のニーズを把握し、新たな実証や連携につなげることで、道路保全の高度化と持続可能な維持管理手法の実現を目指します。

積雪寒冷地である北海道では、冬季の厳しい気象条件や除雪作業などによって舗装が受けるダメージが大きく、道路の安全性を確保しながら、維持管理の効率化と舗装の長寿命化を図ることが重要な課題となっています。
「HibiMiru」は、GPSを内蔵した市販の車載カメラを一般車両に取り付け、通常走行しながら道路状況を動画で撮影します。撮影した映像にAIをはじめとする画像解析技術を適用することで、高頻度かつ網羅的な道路データの収集を可能にします。道路点検や巡視の結果は、画像とともにデジタルマップ上で可視化できます。
2022年度に北海道内の一般国道で行った大規模な実証実験では、点検にかかるコストと作業人員を従来の方法から約7割低減できることを実証しました。すでに北海道内の一般国道や市町村道で実用化されており、2024年4月には国土交通省の「点検支援技術性能カタログ」に掲載されています。

