確かな研究力 ベースとした教育力

Educational capabilities based on well-established research expertise

MESSAGE

学長ビジョン室蘭工業大学のありたい姿

空閑 良壽

2019年、室蘭工業大学は大きな一歩を踏み出しました。

室蘭工業大学は、専門×情報の素養を持つ科学技術者を輩出します。
私たちはそのために「確かな研究力をベースとした教育力」をもって、理工学部を新設しました。

室蘭工業大学は、40年後の北海道を世界水準の価値創造空間とすることに貢献します。
私たちはそれを「北海道MONOづくりビジョン2060」と名付けました。

日本の少子高齢化は時代とともに進んでいます。
2004年に141万人であった18歳人口は、2022年には112万人まで減り、
10年後には100万人を切ってしまう、そういう時代が来るでしょう。

理工学部を卒業していく学生たちの活躍する未来と、北海道MONOづくりビジョン2060実現のために、最初の10年間の室蘭工業大学のありたい姿を描きました。

室蘭工業大学長 空閑 良壽

VISION

EVIDENCE BASED

POLICY MAKING

エビデンスに基づく
柔軟で迅速な改革の推進

MISSION 01

教育 education

地域に貢献できる
理工系人材の育成

MISSION 02

研究 research

確かな
「世界水準」の研究力

MISSION 03

共創 creation

北海道を世界水準の
価値創造空間へ

EDUCATION 教育

専門×情報人材を輩出します。

これからの時代に求められる科学技術者は、理工学専門分野のみだけではなく、数理・データサイエンス・AIの素養を持つ人材が求められます。私たちは文部科学省による数理・AI・データサイエンスプログラムのリテラシーレベルの認定を受けました。そして、さらなる推進のために、「応用基礎レベル」の認定を目指し、伝統ある理工学専門分野の両輪となる「情報」の教育を体系的に行い、専門×情報人材を輩出していきます。


大学院進学率を50%にします。

室蘭工業大学は平成31年度から「学士修士一貫教育プログラム」を導入し、学部の早期からの研究マインドの育成に努めてきました。この取り組みを基礎としつつ、学部学生時代から、大学院の魅力を伝える取り組み、特に研究マインドを養う取り組みを積極的に行い、大学院への進学率を50%にします。

36%
50%

優秀な博士課程学生を育成・支援します。

室蘭工業大学は令和3年度に次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択されました。博士後期課程の優秀な学生を選抜し、修業年限中に生活費相当額および研究費を支給するとともに、優秀な学生の研究・自己研鑽を支える経済支援および多様なキャリアパス形成支援を行います。

RESEARCH 研究

強みの研究・確かな研究力を輝かせます。

室蘭工業大学の強みは、航空宇宙機、希土類材料、コンピュータ科学分野に代表されます。それぞれ、外部資金の獲得、国際的な共同研究、世界水準の研究実績を上げています。私たちはさらなる強みとなる研究を育て、北海道をフィールドに室蘭工業大学の強みの研究を輝かせていきます。


世界水準の教育・研究コミュニティをつくります。

令和4年度にコンピュータ科学人材育成センター(仮称)準備室を設置し、令和5年度にセンターを稼働させます。この新しい組織は、世界水準にある本学のコンピュータ科学分野の研究者等で構成し、確かな研究力を担保し、優秀な博士課程学生を受け入れて指導し、国際的に有名な研究者等を招へい・コミュニケーションを高めることで、世界水準の教育・研究コミュニティを形成します。


若手研究者を応援します。

室蘭工業大学では、これまで、若手研究者に対して、海外派遣支援、新任教員スタートアップ経費制度、英語論文校閲支援、論文投稿支援等のサポート制度を導入してきました。これらをパッケージ化するとともに、若手研究者を支援する仕組みをつくり、提供します。

CO-CREATION 共創

北海道のカーボンニュートラルに貢献します。

令和3年度より、「室蘭脱炭素社会創造協議会」、「ゼロカーボン胆振」、「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参加しています。室蘭工業大学の研究者たちの特徴を活かしたカーボンニュートラルに向けた取り組みを実施し、北海道からカーボンニュートラルに貢献します。


北海道のMONOづくり・価値づくりに貢献します。

「北海道MONOづくりビジョン2060」実現に向け、クリエイティブコラボレーションセンターが主体となり、「情報化されたMONOづくり」をキーワードに、「AIラボ」、「先端ネットワークシステムラボ」、「北海道マテリオームラボ」、「スーパーマルチキャスティングアロイラボ」、「アーバンインフォマティックスラボ」、「構造物減災リサーチラボ」、「自然災害・防災技術リサーチラボ」、「災害廃棄物リサーチラボ」、「カーボンポジティブラボ」の9つのラボをはじめとして創造的な研究に取り組みます。

情報化されたMONOづくり

積極的に情報発信します。

室蘭工業大学は、教育・研究・社会共創の計画と実行のみではなく、その成果と併せて、広報誌やSNS、対面による対話など、多様なステークホルダーに対応する情報伝達手段を活用し、大学内外へ積極的に情報発信していきます。

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