学生の皆さんへの注意喚起

被害者・加害者にならないために

大学に入学した皆さんは、高校までの学校生活とは違って、はるかに多くの人と出会い、地域や社会の一員として学生生活を送ることになります。

ご存じの皆さんも多いと思いますが、令和4年4月より、成年年齢が18歳に引き下げられました。

これは、大学入学と同時に、いままで以上に「ひとりの『大人』としての振る舞い」が求められるという意味ですが、ほとんどの皆さんは高校卒業後、社会経験が乏しいまま大学に入学してくることはこれまでと変わりません。こうした状況を利用して、皆さんに悪意を持って近寄ろうとするケースもあります。

学生生活を送るうえでは、思いがけない危険への遭遇やトラブルに巻き込まれることがありうることもしっかりと認識してください。

ここでは、皆さんが危険やトラブル等を起こさないように、また、トラブルに巻き込まれないように、いくつかの注意すべき点を取り上げています。一人一人が加害者にも被害者にもならないように注意を喚起するものです。

仮に、その結果を考えない軽率な行動であなたが加害者になれば、あなたのこれからの人生に大きな傷跡を残すだけではなく、これまで支えてくれた家族、恩師、さらには友人をも裏切ることになります。

さらに一人の行為が、これまでの多くの卒業生や、支えて頂いた地域の方々と築き上げてきた本学に対する信頼を一瞬にして失うこととなり、多くの勤勉な在学生をはじめ、全国で活躍する約3万人の卒業生を失望させることになります。

本学は、皆さんの悩みや相談に対応できるように、チューター教員や学生相談室、心理カウンセラーによるカウンセリング(保健管理センター)など、複数の相談窓口を用意しています。いつでも気軽に利用してください。

悩みがあれば一人で抱え込むことなく、そして、学生として自らの行動に、より一層の自覚と責任をもって行動するよう願っています。

室蘭工業大学 副学長

全国の学生事件・不祥事事例(国大協サービス「国立大学リスクマネジメント情報」より抜粋)