室工大ニュース

北海道FDSDフォーラム2026で本学教員・学生が登壇し生成AIを活用した新たな学びを紹介しました

令和8年8月20日(木)、北海道大学総合教育棟にて「北海道FDSDフォーラム2026」が開催されました。本フォーラムは、北海道FD・SD協議会および北海道大学教育イノベーション機構教育学修支援センターの主催により、全国の高等教育機関の教職員が一堂に会し、教育・業務に関する課題について議論や情報交換を行う貴重な学びの場として、毎年開催されています。

今年度は分科会、ポスター発表、シンポジウムを中心とした対面形式で実施され、シンポジウムのみウェビナーによる同時配信も行われました。シンポジウムでは「生成AIに問われる大学の意義」をテーマに、生成AIが学びを支援する存在として広がる中で、大学教育の構造や、教室に集まって共に学ぶことの意義について、教職員・学生・企業それぞれの視点から議論が行われました。

本学からは、分科会Ⅰ「A.進展するAI利用の実践」において、しくみ解明系領域 化学生物システムコースの馬渡康輝准教授と、理工学部システム理化学科化学生物システムコース2年の松島潤音さんが、「つまずきをそのままにしない学びへ -エージェントが支える新たな学習支援モデル-」をテーマに話題提供を行いました。この新たな学習支援モデルは、授業中や授業後に学生が疑問をその場で質問し、理解を深めながら学び続けられるよう、授業支援や演習支援など用途別に設計した生成AIエージェントを活用するものです。

松島さんは、本学のデジタル・キャンパス推進を学生の立場から支援するスチューデントアンバサダー「M-COINS(エム・コインズ)」のメンバーとしても活動しており、自ら開発を進めている分子構造命名に特化したAIエージェントと、その開発過程で得られた学習効果を題材に、学生の視点から生成AIを活用した新たな学びの可能性を紹介しました。発表後には、会場から多くの質問が寄せられ、参加者との間で活発な議論が行われました。

また、シンポジウムでは、松島さんが学生の立場からパネリストとして登壇しました。本学で取り組むAIエージェント開発の経験を踏まえながら、生成AI時代における学びや大学教育への期待について発言し、教職員や企業関係者と活発な意見交換を行いました。

こうした発表や議論を通じて、M-COINSによる生成AI活用やデジタル・キャンパス推進活動の成果を全道の大学関係者へ発信する貴重な機会ともなりました。 今後も本学では、教職員と学生が協働しながら、デジタル・キャンパス化に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。

発表する馬渡准教授
発表する松島さん
シンポジウムの様子