室工大ニュース

「室蘭工業大学・ウポポイ見学ツアー2025」を開催しました

令和7年6月29日(日)に室蘭工業大学ウィズ・ミュージアム タスクフォースが主催し、北海道白老町にある民族共生象徴空間(以下ウポポイと表記)を訪問する「室蘭工業大学・ウポポイ見学ツアー2025」を開催しました。事前に登録した学生26名(学部生24名、大学院生2名)と教職員9名の合計35名が参加しました。

ウポポイの中核施設である国立アイヌ民族博物館と室蘭工業大学は、令和5年10月26日に包括連携協定を締結しました。同協定にもとづく本イベントは、昨年に引き続き2回目の開催となりました。

本ツアーでは、参加者がイベント全体を通じて、アイヌの歴史・文化に対する正しい理解を促すとともに、国立アイヌ民族博物館と本学との連携や協働による「総合知の創出と活用」について主体的に考え、今後の学びや研究、社会共創活動へとつながるきっかけを得ることを目的として実施しました。ウポポイ到着後、博物館職員の方からレクチャーを受けたのち、自由にウポポイ園内を見学し、全員でアイヌ伝統芸能を鑑賞しました。その後、博物館内の交流室で、8グループに分かれて「アイヌに伝わる知恵や技術から、私たちはどんなことを学ぶことができるでしょうか?」をテーマに、見学やこれまでの経験から、現代の生活に活用できる技術やものの考え方などを話し合いました。


今回のイベントをきっかけに、新たに学生や教職員を巻き込んだ連携活動の輪が広がり、異分野・異業種の連携により革新的なアイデアが生み出されることを期待します。 これらの活動は、地域社会における多文化理解の促進や、国際的な課題への対応にも貢献する可能性を秘めており、本学が主体となって展開を進めることで、より広い社会的価値の創出につながると考えています。

事前レクチャーを受ける参加者
グループディスカッションの様子
参加者による記念撮影