室工大ニュース

国立アイヌ民族博物館の研究員が室蘭工業大学で講義 ~北海道胆振地方における国立博物館・国立大学連携の取組~

 国立大学法人室蘭工業大学は、令和5年10月に国立アイヌ民族博物館と包括連携協定を結びました。協定にもとづき、本学ではアイヌ文化に焦点を当てたワークショップや本学学生や教職員を対象としたウポポイ見学ツアーなど、さまざまな連携イベントを開催してきました。

 また、科学研究費助成事業(科研費)に関する講演会や職員向けの研修を合同で企画するなど、研究支援にかかる事務連携も進んでいます。これら異分野・異業種連携の取り組みが、共同研究の萌芽を促し、将来の地域イノベーションにつながることを期待しています。

 このたび、教育連携の第一歩として、本学の学部授業科目「胆振学入門」で、国立アイヌ民族博物館のシン ウォンジ研究員が下記のとおり講義を行います。

日   時: 令和6年6月20日(木)16時15分-17時45分

場   所: 室蘭工業大学・教育・研究3号館 N401

胆振学入門: 胆振地域の特性を理解し、地域に貢献できる人材を育成することをねらいとし、オムニバス形式で、主として学  部1年生向けに毎年開講している。

講   師: シン ウォンジ氏(国立アイヌ民族博物館研究員)専門は地質学。近年はアイヌの津波伝承を調べ、災害教育に活かすための研究などを行っている。本講義では、自身の研究の紹介を交え、国立アイヌ民族博物館の活動を紹介いただく。

※正規学部授業のため一般市民への開放はいたしません。

※取材の方は、教室の後方から撮影・録画等していただけます。取材の際は受講学生にご配慮くださるようお願いいたします。