室工大ニュース

「理系国立大学について知ろう!室蘭工業大学説明会~室蘭工業大学の研究と学びについて~」説明会が山脇学園中学高等学校で開催されました

 令和6年2月24日(土)、東京都の山脇学園中学高等学校で開催された生徒・保護者向けの大学説明会「理系国立大学について知ろう!室蘭工業大学説明会~室蘭工業大学の研究と学びについて~」において、室蘭工業大学東京事務所の樋口所長が講演を行いました。

 都心の一等地に立地している中高一貫女子校の山脇学園中学高等学校は、地方国立大学への進学を「国内留学のススメ」と称して学習進路部として後押ししています。また、山脇学園中学高等学校は理工系大学と積極的に高大連携を進めていることが中学受験者に大いに人気を博しています。

 室蘭工業大学は東京からは距離的にはずいぶん離れている立地の理工系単科大学ではありますが、今の時代、地理的条件は時間距離の便利さで考えればカバーできますし、本学は(医学・看護系を除き)理工系としてほぼ全ての学問分野が揃っていること、および地方で学ぶことのメリットが一通り備わっていることなどを考え合わせますと、本学はある意味では地方国立理工系大学の典型的な例として考えてもらうのが良いと思います。

 山脇学園中学高等学校と本学とが好対照であることは、地方国立理工系大学進学を保護者に検討してもらえるきっかけとしてはむしろ意義深いことだったのではないかと考えられます。説明会においては、室蘭工業大学の研究や教育における強みのみならず、地方国立大学で学ぶことのメリット一般についても保護者向けに解説がありました。

 樋口所長によれば、地方国立大学で学ぶことのメリットは、教育研究資源が整っており少人数教育という恵まれた環境であること、一人暮らしは自立と成長の練習ができる絶好の機会であること、多様な人々と触れ合うことにより一生モノの友人や社会的スキル・自己管理能力・非認知能力などが身につくこと、都会では社会課題が他人事のように扱われるのに対し地方は若い人たちが解決すべき社会課題の先進地であると気づけること、地方国立理工系大学生は就職においても大変好評好調であること、などでした。

 約100名もの参加者にお集まりいただけましたことは学園側の周到なご準備の賜物と心より感謝しています。