室工大ニュース

コンピュータ科学センター創立記念シンポジウムを開催しました

令和5年4月にコンピュータ科学センターが創立されたことを記念し、令和5年8月9日(水)に、教育・研究1号館A333室にてコンピュータ科学センター創立記念シンポジウムを開催しました。
第一線で活躍する多様な研究者の方々を講師に招き、教職員及び学生 約100名が参加しました。

シンポジウムは午前午後の二部構成で行われ、午前の部では、コンピュータ科学センター創立を記念したオープニングセレモニーと、パネルディスカッションが行われました。

オープニングセレモニーでは、コンピュータ科学センター看板の除幕式が行われ、会場は大いに盛り上がりを見せました。

次のパネルディスカッションでは、「研究力強化と人材育成の将来展望~世界水準の研究教育コミュニティの形成に向けて~」と題して、パネリストはそれぞれ異なる立場・視点から、今後の人材育成や教育のあり方についてなど、様々な話題について幅広く議論していただきました。

また、次世代研究者挑戦的研究プログラム採択学生とシンポジウムに参加した講師の方々とのランチ交流会をカフェTENTOにて行い、活発に意見交換する様子が随所にみられ、学生にとって貴重な体験となりました。

午後の部では、基調講演が2つあり、始めに早稲田大学の笠原教授から「グリーン・マルチコア・コンピューティングとオープン・イノベーション・エコシステム」と題して、次に慶應義塾大学の山中教授から
「Beyond 5Gがつくるスマート社会の未来―自動運転と電気自動車のコンピュータ科学―」と題して、各大学でのご自身の研究をもとにご講演いただき、参加者は興味深く聴き入っていました。

また、STELLAR SCIENCE FOUNDATION(SS-F)代表理事 武部貴則氏より「SS-Fが考えるPeople-centric Scienceの可能性」と題して、科学者を支援する財団STELLAR SCIENCE FOUNDATIONについて、設立された経緯や取り組みなどについてご講演いただきました。

最後に、「コンピュータ科学を核とした異分野融合とは~分野の壁を越えられるか~」と題して、コンピュータ科学の専門的な内容についてパネルディスカッションが行われました。
参加者は、最先端の研究者との質疑応答やアドバイスに刺激を受けるなど、キャリアアップに資するシンポジウムとなり、盛況のうちに終了しました。

【パネリスト】
・自然科学研究機構長  川合 眞紀 氏
・文部科学省大臣官房審議官 西條 正明 氏
・東京医科歯科大学 M&Dデータ科学センター長 宮野 悟 氏
・早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 教授 笠原 博徳 氏
・慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授 山中 直明 氏
・大阪大学・東京医科歯科大学 教授 武部 貴則 氏 
・室蘭工業大学 コンピュータ科学センター長 太田 香 教授
・室蘭工業大学 副学長 董 冕雄 教授

オープニングセレモニー除幕式の様子
来場者との記念撮影