室蘭工業大学では、生成系AIの利用に関する留意事項について、情報漏洩防止、個人情報保護、著作権侵害の防止、人権侵害の防止の観点から以下のとおり整理し、学内に周知しております。
生成系AIの利用に関する留意事項
- 情報漏洩防止、個人情報保護、著作権侵害の防止、人権侵害の防止の観点から -
近年、人工知能(AI)により文書や画像等を生成できる生成系AIが広く普及しつつあります。そのような生成系AIとして、例えば文章や数式、プログラムコード等を生成する「ChatGPT」や画像を生成する「Stable Diffusion」などがあります。
生成系AIを活用することにより、様々な分野での効率化を図ることができる可能性がありますが、一方で今後の社会への悪影響も懸念されているところです。生成系AIの利用者が入力した情報は膨大なものとなりますが、この情報は収集され、以後のAIの出力に反映されていきます。AIの性質上、利用者が入力した情報を学習して他の利用者の出力結果に利用する可能性は否定できません。
ただ、リスクはあるものの、生成系AIは活用できれば有用なツールであり、即座に禁止すべきものであるとまでは考えていません。社会情勢からみても、各所で生成系AIを使用する機会は今後増えていくと思われます。本学においても、生成系AIの性質を理解し、リスクについて把握した上で利活用していくべきと考えます。
本学での生成系AIの利用にあたっては、情報漏洩防止、個人情報保護、著作権侵害の防止、人権侵害の防止の観点から以下に留意してください。
生成系AIの今後の動向については引き続き注視し、必要に応じて検討を行っていく予定です。
令和5年7月13日 情報化統括責任者