室蘭工業大学が代表機関として昨年10月にスタートしたCOI-NEXT地域共創分野(育成型)「アシル-トイタによる心と体に響く新しい食の価値 共創拠点」(プロジェクトリーダー:クリエイティブコラボレーションセンター長 徳樂清孝教授)の研究開発課題3「地域独自の『食物』の生産」(研究開発課題リーダー:上井幸司准教授)チームは、5/12(金)に、アイヌ伝承有用植物28種の白糠町での試験栽培を開始します。
この試験栽培は、プロジェクトの参画機関である室蘭工業大学と株式会社カネカが厳選した素材候補28種の栽培を、本州で肥料開発を行っている三興株式会社、農業資材の流通を担う住商アグリビジネス株式会社のサポートにより、白糠町の農業法人株式会社大前産業で実施するものです。定植作業には、室蘭工業大学の上井准教授、および研究室の学生5名も参加します。
本プロジェクトでは、白糠町の気候風土で持続的に栽培可能な独自の『食物』を生産します。この地域独自の『食物』の栄養/風味/機能性などの科学的情報、伝統/伝承などの文化やレシピを含む在来知情報、また、作り手の思いを融合した、食べ手の心に響く『食物語』を紡ぎ出すシステムを構築します。『食物』と『食物語』がリンクした『共体感型食産業基盤』を確立することで、作り手と食べ手が経済性だけでなく信頼で繋がりあうコミュニティが形成され、豊かで幸福度の高い「食のまち」へと成長します。
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