令和5年4月25日(火)、本学と伊達開来高校は「高大連携に関する協定」を締結しました。
伊達開来高校は、スクールミッション「地域の高校として、地域と連携・協働しながら、グローバルな視点をもって地域の課題に対して主体的に考え、取り組むなど、伊達市及び西胆振の未来を創造する生徒の育成」の実現のため、より教育効果の高い特色ある教育活動の展開を目指しています。
また、令和4年度~令和6年度まで、文科省の事業である「新時代に対応した高等学校改革推進事業(創造的教育方法実践プログラム)」の指定校となり、本学では、「新時代に対応した高等学校改革推進事業(創造的教育方法実践プログラム)」の実施にあたって、「だてコンソーシアム」の参加を通して、これまで事業を支援してまいりました。
本事業は、生徒が設定した課題に応じて、継続的に専門家と研究協議を行い指導助言が受けられるよう、様々な高等教育機関等との連携体制を構築して新しい時代の学びを創造することを目的としています。
本学の指定校に対する事業支援として「ゼロカーボンいぶり」と連携した出前講義やフィールドワーク、「だて学」の指導助言を行い、今後、これまで培ってきた連携関係を一層発展させ、相互の発展とカーボンニュートラルの取組みに寄与することを目的としてこの度、協定を締結しました。
協定締結式では、藤村校長が、「特色ある教育の中心となる「だて学」において、室工大の高度で先進的な研究内容を生徒が深く学習できることは、伊達開来高校の教育活動の質を高めるだけでなく、高大接続による先進的な事例として北海道の高校教育の模範となり、大変嬉しく思っている。」と述べられ、空閑学長が、「確かな研究力をベースとした教育力による理工系分野での高度な人材育成が目標であること、この機会を契機に理工系分野の興味や関心を高めて理工系分野の進学者を増やしたいこと、また、今年度の入学者で女子学生の比率が過去最高で増えてきており、伊達開来高校の女子生徒に、理工系分野の進学を積極的にチャレンジしてもらいたいこと、本協定が双方にとって有意義なものとなることを期待している」と挨拶されました。
本学としても積極的に協力することを通じて、これまで培ってきた連携関係を一層発展させ、高大接続の新たな可能性を探り、理工系分野の興味や関心を高めて理工系分野へ進学する生徒が増加することにつながればと考えています。
本学と高校との協定は、今回が3件目となります。今後の取り組みが期待されます。