令和7年8月21日(木)に本部棟大会議室において、室蘭工業大学市民懇談会を開催しました。
この懇談会は、大学が地域とともに発展するため、広く地域の方々と意見を交換することを目的として設置したもので、公募による一般市民を含む、室蘭近隣の自治体、教育界等からの委員9名及び本学の委員8名が出席しました。
懇談会に先立ち、もの創造系領域 中田大将准教授から「航空宇宙産業の裾野を開拓する白老実験場のフィールド研究」と題して、白老実験場の概要とそこで取り組んでいる研究紹介が行われました。引き続き、本学創造工学科3年神岡凜星さん、沖優昌さん及び島杏成さんから「室蘭から始まる宇宙ものづくりの挑戦」と題して、学生サークルSARDの概要と取り組んでいるプロジェクトや地域に根ざした活動の紹介が行われました。さらに、本学の菅野直樹施設課長から「未来を創る:室蘭工業大学施設改修におけるCN/DX」と題して、令和7年5月に完成した教育・研究9号館(V棟)改修におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みやデジタルトランスフォーメーションを活用した仕上げ材選びなどの効率化について紹介が行われました。 その後、今回のテーマである「地域における大学の役割」について各委員からは、公開講座などの市民への開放状況や高大連携による教育活動の展開に関する意見、地域の意見を吸い上げる仕組みと地域への積極的な発信に関する要望など活発な意見交換が行われました。