連携ニュース

寄附講座「未利用資源エネルギー工学講座」の中間報告会を開催しました

 令和4年11月28日(月)に寄附講座「未利用資源エネルギー工学講座」の中間報告会を対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で開催しました。

 本寄附講座は、ニューデジタルケーブル株式会社、太平洋興発株式会社、株式会社アクアジオテクノ、岩田地崎建設株式会社、特定非営利活動法人地下資源イノベーションネットワーク、一般社団法人北海道環境保全技術協会の6機関により、地方創生につながるハイブリッド石炭地下ガス化(H-UCG)の実証試験の実施及び未利用資源エネルギー等に関連する技術開発に資するため、平成31年4月1日から令和6年3月31日までの期間で設置されています。

 報告会に先立ち、本寄附講座の研究協力者である北海道大学大学院工学研究院の原田周作准教授から「資源・環境に関わる流体力学・物質移動学」と題して特別講演がありました。

 特別講演では資源・環境に関わる流体力学・物質移動学の研究、地下空間で見られる複雑な間隙中の流体運動や物質移動、さらには資源開発やリサイクルに関連したその他の研究などについて説明がありました。

 その後、本学出口剛太客員教授から、「炭採掘跡へのCO2固定」(三笠市事業)及び「木質バイオマスと未利用石炭の石炭地下ガス化によるCO2フリー水素サプライチェーン構築に関する調査」(NEDO)について報告がありました。

 本寄附講座の研究成果は、政府が掲げる2050年までのカーボンニュートラル達成に向けて、地域の脱炭素化のための研究成果の社会実装や、地域と大学の連携促進に貢献するとともに、新たなビジネスモデルを生み出すことが期待されています。

(三笠市H-UCG事業資料(概要版R4.11作成 三笠市産業開発課))