室蘭工業大学と札幌医科大学とは、平成19年11月20日付けで締結された連携協定に基づき、教育研究に係る教職員及び研究者との交流等に取り組んでいます。
このたび、交流の一環として両大学の共催により、昨年に引き続き、標記セミナーの第3回目を令和6年10月25日(金)に札幌医科大学講堂で開催し、会場には室蘭市の青山市長をはじめ両大学関係者など約60名が参加し、オンラインでは約70名が参加しました。
シンポジウム「デジタル医⼯連携の実際と可能性」では、本学の桃野理事及び札幌医科大学の一宮保健医療学部副部長の座長による進行で、本学からは、橘准教授が「深層学習を⽤いた⼤腸 CT 検査における電⼦クレンジング法の開発」、寺岡助教が「マルチモーダル感覚情報処理による危険予測メカニズムとその加齢変化」をテーマに講演しました。その後の特別講演では、本学の小笠原教授が「北海道の地域医療を変⾰するデータヘルス・医療情報」をテーマに講演を行い、セミナーは盛況のうちに終了しました。
最後に、松田学長は「デジタル技術を活用することで、工学と医学の融合研究が進められている実例が急速に増えてきており、両大学の今後の連携が、益々進展していくことを期待している。」と話しました。 室蘭工業大学は、今後も、両大学の融合研究を推進することにより、地域医療への貢献と世界トップレベルの研究開発を目指してまいります。