札幌医科大学と室蘭工業大学は、平成19年11月20日付けで締結された連携協定に基づき、教育研究に係る教職員及び研究者との交流等に取り組んでいるところです。
このたび、交流の一環として両大学の共催により、昨年に引き続き、標記セミナーの第2回目を10月27日(金)に本学教育・研究3号館N棟N401講義室で開催し、会場には約70名がオンラインでは約120名が参加しました。開会の挨拶で空閑学長は「本学は医工連携に力を入れており、本学の理工学部出身の学生が医療系分野に触れることによって、医療情報学や生体情報学などの分野に広がることを期待している。本セミナーを継続して実施していくことによって、研究の面から、学生諸君の人材育成の面から、非常に大きな力となっていくと考えている。」と話しました。
来賓の室蘭市の青山市長は「私が室蘭工業大学在籍中は、札幌医科大学との連携の話は聞いたことがなかったが、北海道の医療の中枢を担っている札幌医科大学と、地元の室蘭工業大学が連携することによって、医療従事者の負担軽減、患者の命を救う最先端の医療技術の研究開発などが進むことを期待している。」と話し、室蘭市医師会の野尻会長は「私の母校である札幌医科大学と地元の室蘭工業大学がコラボをされるということで、最先端の医療の研究開発を行うということで、非常に期待している。」と話しました。
その後、シンポジスト等による講演と質疑が行われ、セミナーは盛況のうちに終了しました。
最後に、閉会挨拶で山下理事長学長は「青山市長と野尻会長から来賓の挨拶を賜り一段と拡張の高いセミナーとなり、また、シンポジストから発表のあった共同研究については昨年と比較して研究が進展しており、社会実装が近づいていると感じた。来年は札幌でまた開催したい。」と話しました。
今後も本セミナーを継続的に開催し、両大学の融合研究を推進することにより、世界トップレベルの研究開発と地域医療への貢献を目指します。