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寄附講座「未利用資源エネルギー工学講座」が中間報告会を開催しました

令和元年12月21日(土)に寄附講座「未利用資源エネルギー工学講座」の中間報告会を開催しました。
本寄附講座は、ニューデジタルケーブル株式会社、太平洋興発株式会社、株式会社アクアジオテクノ、岩田地崎建設株式会社、特定非営利活動法人地下資源イノベーションネットワーク、一般社団法人北海道環境保全技術協会の6社により、地方創生につながるハイブリッド石炭地下ガス化(H-UCG)の実証試験の実施及び未利用資源エネルギー等に関連する技術開発に資するため、平成31年4月1日に開設されました。
報告会に先立ち、「AIと学習モデル~基礎と応用事例」と題して特別講演会(参加者43名)が開催され、本寄附講座の兼任教員である塩谷浩之教授がAIの学習モデルの解説から、医療や水産における活用事例、さらには室蘭イタンキ浜の鳴り砂成分のAI分析について講演しました。
報告会では、本寄附講座の担当教員である板倉賢一特任教授から本寄附講座の概要説明があった後、ハイブリッド石炭地下ガス化(H-UCG)について、石炭のガス化における
・CO2発生問題や安全性の確保
・発生したCO2の積極的な利活用に向けた実証試験プロジェクト
の説明があり、最後に今年度の活動実績と今後の計画について報告がありました。
本寄附講座の研究成果は、わが国の旧産炭地のみならず、アジア圏をはじめ、世界の多くの国々で活用可能になること及び新たなビジネスモデルを生み出すことが期待されています。

講演する塩谷浩之教授
報告会の様子
説明する板倉賢一特任教授

作成担当部局:研究協力課研究戦略係