室工大ニュース

2023年度第1回コンピュータ科学フォーラムを開催しました

2023年度のコンピュータ科学フォーラムの第1回目を、5月10日(水)に教育・研究3号館N401室で開催し、約49名が参加しました。 本フォーラムは、今年度4月に発足したコンピュータ科学センターの主催により、次世代研究者挑戦的研究プログラムにおける異分野融合博士人材育成事業の一環として、実施されました。
フォーラムは二部構成で行われ、第一部として、最初に広島大学の亀田卓教授から「Ultra-Numerous Connect Technologies Using Space-Time Synchronization for Massive Connect IoT」と題して基調講演があり、時空間同期を用いた超多重接続技術とその実装について、USRPとWi-Wiモジュールを用いて説明がありました。 次に、電気通信大学の藤井威生教授から「Five-Dimensional Wireless Environment Recognition and its Mobility Applications」と題して基調講演があり、3D空間の無線環境を認識し、受信信号電力の周波数・時間領域での変動を予測する5次元無線環境認識技術をモビリティアプリケーションに応用することについて説明がありました。 いずれの講演も英語で行われ、また、最新の研究をわかりやすくご講演いただき、参加者は興味深く聴き入っていました。
第二部は、「SPRINGスカラシップ研究学生によるパネルディスカッション」と題して、次世代研究者挑戦的研究プログラム採択学生が自身の研究について5~7分程度の発表を行い、 パネリストとのフリーディスカッションを実施しました。 発表学生は、分野間の垣根を超えた最先端の研究者とのディスカッションやアドバイスに刺激を受けるなど、キャリアアップに資するフォーラムとなり、盛況のうちに終了しました。

【パネリスト】

・広島大学  亀田 卓 教授
・電気通信大学 藤井 威生 教授
・東京工業大学 西尾 理志 准教授
・茨城大学 王 瀟岩 准教授
・電気通信大学 須藤 克弥 准教授
・室蘭工業大学 李 鶴 准教授

SPRINGスカラシップ研究学生による発表の様子
参加者との記念撮影