
負の遺産を未来の光へかつて日本の産業を支えた石炭は、現在CO²を排出する古いエネルギーと見なされています。
掘らずに活用する北海道の地下深くには今も膨大な石炭が眠っています。これらを危険な坑道に入って掘り出すのではなく、地上からコントロールしてクリーンなエネルギーを取り出します。
地下で石炭をガス化地上からボーリングを行い、地下の石炭層で直接燃焼・ガス化させます。取り出すのは固体の石炭ではなく、水素や一酸化炭素を含む有用なガスです。
ハイブリッド方式(H-UCG)地元の木質バイオマスを混ぜてガス化することで、さらに環境に優しいエネルギー生産を実現しました。
地球の聴診器(AE計測)目に見えない地下数百メートルの状況を、岩盤が割れる微小な振動で透視するセンシング技術。安全かつ効率的なエネルギー抽出を支える技術の要です。
地下に封じ込める水素を作る過程で出たCO²は、分離・回収して再び地下へ戻します。
廃棄物で大地を強くする回収したCO²を製鉄所などの廃棄物(スラグや灰)と混ぜて地下の空洞に流し込みます。これらは化学反応でカチカチの岩体(鉱物固定)となり、地盤を安定させます。
一石二鳥の解決策CO²を大気に放出せず、同時にかつての炭鉱跡の空洞を埋めて地盤沈下を防ぐ、世界が注目するモデルです。
エネルギーの地産地消 三笠市を、地域の電気や熱をすべて自給自足し、水素で焼いた肉を楽しむ水素の街へ。さらに、この技術をモンゴルやウズベキスタンなどの世界へ輸出するマザー工場を目指しています。
ゴールド水素(天然水素)の発見へ 2060年、地下に眠る最初から水素の状態で存在する資源を井戸のように掘り当てる、新たな水素ラッシュの時代が来るかもしれません。
未来のエンジニアへ 安全第一を掲げ、過去の遺産を未来の光に変える。この研究には、地球規模のロマンと醍醐味が詰まっています。