本学くらし環境系領域化学生物工学ユニットの庭山聡美教授が本年11月8日(木)米国Arkansas 州Little Rock市にあるClinton Presidential CenterでSouthwest Region ACS Awardを受賞しました。
この賞は米国Southwest地区に居住中に化学、化学工学、化学教育のいずれかで著名な業績を残した者に 毎年アメリカ化学会から1名以内に授与される賞です。1948年から始まったこの賞の過去の受賞者にはノーベル賞受賞者やノーベル賞受賞候補者、National Medal of ScienceやPriestly Medal など米国その他各国の最高峰の賞の受賞者、称号付き教授、教科書にも業績が紹介されているような著名な各国からの化学者などを多数含みますが、庭山教授は日本人で唯一のこの賞の受賞者です。
庭山教授がAssistant Professor並びにAssociate Professor をしていた前任校である米国オクラホマ州立大学並びにテキサステック大学で彼女が見出した、対称有機化合物の等価な置換基の1つのみを環境に優しく実用的な条件で簡単に変換する反応の発明とその特許化、企業化した業績などが評価されての受賞となりました。
この業績の一部はアメリカ化学会発行のChemical and Engineering Newsにカバーストーリーとして紹介された他、以下のリンクにも記載されています。
左:元アメリカ化学会会長Ann Nalley 現Cameron大学教授
右:オクラホマ州立大学化学科の庭山教授の元同僚 Nicholas Materer 教授・現同化学科長