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もの創造系領域 北沢 祥一教授が世界標準規格を策定するIEEE Standards AssociationのWGにて標準化を完了させ、無線国際標準規格が発行されました

もの創造系領域の北沢祥一教授が、世界標準規格を策定するIEEE Standards Associationの802.15 Working Group (WG)で作業部会(Task Group)の議長として標準化を完了させ、6月27日に無線国際標準規格IEEE 802.15.4s-2018として発行されました。

この規格は、センサーネットワーク等に使われている低消費電力・低伝送速度の無線ネットワークの規格であるIEEE 802.15.4で用いる、周波数を有効利用するための技術仕様です。

具体的には、多くの無線センサーが通信を行うと周波数が混雑してしまいますが、この場合に周波数の混雑状況や通信品質の観測、送信する電波の出力制御を行えるよう仕様を定めたものです。
これらの機能を使うことにより、今後さらに無線センサネットワークが使われることのです。これらの機能を使うことにより、今後さらに無線センサネットワークが使われることが期待されているサブギガヘルツ帯(1GHz以下の周波数帯)での通信品質の改善に寄与するものです。

※IEEE802とは
世界最大級の電気電子系の学会であるIEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)内には、標準化規格を策定するIEEE Standards Association(IEEE-SA)があります。
IEEE 802委員会は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)や無線LANなどの標準規格を策定するIEEE-SA内の組織です。

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作成担当部局:総務広報課広報地域連携係