令和7年2月19日(水)に本学札幌サテライトオフィス(エア・ウォーターの森)において、第1回鹿サミット -自然と響き合う-が開催され、一般の方や本学関係者含む約170名(オンライン含む)が参加しました。
松田学長、青山室蘭市長、松本胆振振興局副局長の開会挨拶に始まり、徳楽教授から「自然と響き合うまち共創拠点」の紹介が行われました。基調講演では、黒田未来雄氏(猟師、元NHKディレクター「ダーウィンが来た!」)に「狩猟に学ぶ命の巡り」と題して講演をいただき、引き続き、伊吾田順平氏(NPO法人西興部村猟区管理協会事務局長)に「北海道の現状と西興部村の取り組み」と題して講演をいただきました。
その後、北海道札幌月寒高等学校生徒、橋場亮介氏(室蘭市生活環境部地域生活課主任)、亀井利活氏(北海道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所自然環境部主査)から地域の現状や対策の紹介が行われ、パネルディスカッションでは、徳楽教授がモデレーターを務め、伊吾田宏正氏(酪農学園大学農食環境学群環境共生学類狩猟管理学、一般社団法人エゾシカ協会理事)ら7名のパネリストや会場の参加者を交えて、ヒトと自然が共生するための方策(技術、仕組み、文化、教育、まちづくり、etc.)について活発な議論と意見交換が行われました。
最後に、吉野正則氏(北海道大学社会・地域創発本部長)の挨拶により鹿サミットは盛況のうちに閉会しました。
鹿サミット終了後は、懇親会「鹿をいただく会」を実施し、白糠アイヌ文化保存会の磯部惠津子氏による白糠町の鹿肉を使った「ユㇰオハウ」や鹿肉サラミ、鹿肉生ハムスライスなどが振舞われました。