この度本学教員が、技術的に優秀かつ、実施効果の高い技術やデザインを生み出した発明者等、またその実施者であるとして、令和5年度北海道地方発明表彰 発明協会会長賞を受賞しました。
本受賞は、近年頻発する豪雨災害時の土砂除去作業において、作業姿勢を改善し、道具を軽量にすることで、作業者の負担軽減及び作業の効率化を図ることを目的としたショベルに関するもので、科学技術振興機構A-STEP機能検証フェーズタイプ(研究代表:吉成 哲教授)の研究成果です。
土砂除去作業を想定した呼吸代謝計測試験を実施したところ、従来のショベルと比較して作業負担の指標となる酸素摂取量を約13%減少することができました。災害復興現場において使用され、作業者の負担軽減に寄与しています。
発表者
吉成哲、藤木裕行、柴田義光、空閑良壽ほか浅香工業(株)、北海道立総合研究機構
発表タイトル
人間工学に基づく負担軽減化ショベル(意匠登録第1709092号)
吉成教授による受賞コメント
この度は、北海道地方発明表彰発明協会会長賞を受賞でき、関係各位に感謝申し上げます。
産学官連携による研究開発の成果を評価いただき大変光栄に存じます。
今後とも様々な連携を推進し、大学の知が社会実装につながるよう努めてまいります。