令和5年2月14日(月)に令和4年度の北海道科学技術賞・北海道科学技術奨励賞の受賞式が札幌市内で行われ、神田康晴准教授が北海道科学技術賞を受賞しました。
北海道科学技術奨励賞は、本道を主な拠点として本道の発展に寄与する科学技術上の優れた発明、研究等を行い、今後の活躍が期待される若手研究者に対し、知事表彰として贈呈されるものです。
受賞内容は次のとおりです。
【北海道科学技術奨励賞】
神田 康晴(大学院工学研究科 准教授)
「持続可能な社会を構築するための環境触媒の開発」
受賞者コメント
今回の受賞に際しては、空閑学長にご推薦いただき、学内の多くの方にご協力いただきました。
今回、ご評価いただいた私の研究は、私が学生の頃から取り組んでいる脱硫触媒の開発をはじめ、 水素を効率よく輸送・貯蔵するための有機ハイドライド脱水素触媒の開発、数年前に開始したプラスチックの リサイクル触媒の開発に関するものです。
とくに、脱硫触媒では杉岡正敏名誉教授、有機ハイドライド脱水素触媒とプラスチックのリサイクル触媒では上道芳夫名誉教授のご指導があって、得られた成果であるのは間違いありません。いずれの先生も本学出身者であることから、 室蘭工業大学で蓄積された触媒化学の研究が受賞したものと思っています。
また、共同研究をしている方々、これまで私の研究室に配属された学生、多くの皆様のご協力があって今回の受賞があると考えています。この場をお借りして、関係の皆様にお礼申し上げます。
今後も、学術的に面白く、持続可能な社会の構築に役立てる触媒の研究を進める所存です。