受賞・表彰

木幡行宏教授が令和4年度産業標準化事業表彰を受賞しました

本学の木幡教授が、経済産業省「令和4年度産業標準化事業表彰-産業標準化貢献者表彰(産業技術環境局長表彰)」を受賞しました。

産業標準化事業表彰は、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定、国内規格(JIS)策定や適合性評価活動といった、標準化活動に優れた功績を有する方や組織に対して経済産業省が行っている表彰です。

毎年「産業標準化推進月間」である10月に表彰式を開催しており、今年度は、10月24日(月)に、都市センターホテル(東京)において実施されました。貢献に応じて、「内閣総理大臣表彰」、「経済産業大臣表彰」、「産業技術環境局長表彰」があり、今回の受賞は、「産業技術環境局長表彰」です。標準の策定や適合性評価活動に貢献し、今後とも継続的な活動が期待できる方に対する表彰となっています。

木幡教授は、1996年よりISO/TC182(地盤工学)、ISO/TC190(地盤環境)、及びISO/TC221(ジオシンセティックス)の国内審議体制を整備するなど、わが国の地盤工学分野におけるISO活動において中心となって貢献しました。また、2009年よりISO/TC182国内委員会委員長を務めるとともにエキスパートとして多くの国際規格案に日本の意見を反映させました。さらに、ISO/TC221では日本提案規格案を国際規格として制定することに貢献するとともに地盤工学分野における2件のJIS原案作成にも大きく貢献しました。

これらのISOやJISによって、土木・建築構造物を支える地盤の合理的な設計が可能となり、構造物の安全性に多大な貢献と寄与をした功績が認められました。

受賞コメント
これら標準化活動に対して、ご支援、アドバイス等頂いた関係各位に感謝申し上げます。特に、今回の表彰に関して、ご推薦頂いた公益社団法人 地盤工学会に厚くお礼申し上げます。
今後とも、地盤工学分野のISO活動やJIS制定活動において、わが国の国益を念頭に、標準化活動を継続して社会貢献に尽力する所存ですので、変わらぬご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

(参考)
経済産業省ホームページ
令和4年度産業標準化事業表彰受賞者名簿(PDF形式:184KB)
令和4年度産業標準化事業表彰受賞者功績紹介(PDF形式:432KB)

地盤工学会ホームページ
令和4年度産業標準化事業表彰の受賞