ロボットアリーナは、教育・研究と地域貢献が混在する地域公開型施設です。地域青少年への先端技術の体験提供、プロジェクト学習や地域貢献活動を通した学生の能力開発、地域と連携したロボット技術開発を目的に、平成22年度に開設されました。ロボット展示・体験スペースや工作室の整備、地域青少年向け体験教室の実施、地域貢献に資する高度理工系人材の育成、ロボットを題材にしたPBL教育の支援、地域ニーズに合致したロボット関連技術開発などの事業に取り組んでいます。 アドミッションオフィスは、入学者選抜方法検討業務及び入試広報業務の円滑かつ適切な実施並びに高大連携の推進を目的として、平成23年4月に設置しました。本オフィスは、入学者選抜方法検討部門と入試広報部門の2部門から成り、入試データの分析をもとに、入学者選抜方法や入試広報活動を検討し、効率的かつ効果的な学生募集を実施します。 また、毎年「胆振・日高管内高大連携協議会」を開催し、胆振・日高管内の高等学校関係者との意見交換を通じて、高等学校の教育現場の状況把握や大学の取り組みへの評価を受けることで、入学者選抜方法検討及び高大連携活動の活性化に役立てています。 男女共同参画推進室では、教職員及び学生が性別に関わらずその能力を生かしあらゆる分野で活躍できる環境の実現を目指し、他の研究・教育機関との横の連携を活用しながら、様々な活動を行っています。■ 業務内容(1)ライフイベント期の研究者・教職員への研究支援員配置・その他支援(2)(ベビー・シルバー)シッター経費の助成(3)学内施設の充実(ベビーキープの設置等) (4)学生・教職員向けセミナーの開催(5)ウェブやニュースレターによる情報発信 (6)近隣地域との連携 この寄附講座は、一般財団法人、土木系コンサルタント、建設会社の各機関協同で社会基盤施設の効率的かつ戦略的維持管理に関する研究に資することを目的として、平成30年4月に開設しました。 本寄附講座では、高齢化する北海道地域の社会基盤施設の効率的な維持管理や長寿命化を念頭に、橋梁構造物等社会基盤施設の維持管理を戦略的かつ効果的に行うための健全度診断技術の高度化や、新素材繊維等を用いた各種補修・補強工法の確立、ならびに自然災害発生時の復旧対策に即応可能な技術開発等、自然環境が厳しい積雪寒冷地における社会基盤施設の長寿命化に向けた諸問題に関する研究を推進します。 本寄附講座は、三笠市、㈱アクアジオテクノ、岩田地崎建設㈱、大日本ダイヤコンサルタント㈱、NPO法人地下資源イノベーションネットワーク、(一社)北海道環境保全技術協会が協同で地方創生につながるハイブリッド石炭地下ガス化(H-UCG)の実証試験の実施、ならびに未利用資源エネルギー等に関連する技術開発を行うことを目的として、平成31年4月に開設しました。H-UCGでは、産炭地の膨大な未利用石炭資源から、水素の供給やCO2の利活用、発電等を行い、地域創生に役立てます。既に低環境負荷で安全、高効率なガス化システムを独自に開発しました。当講座では他にも、未利用資源エネルギー工学に関わる受託研究や共同研究を、国の機関やいくつかの企業と実施しています。 本寄附講座の研究成果は、わが国の産炭地のみならず、アジア圏をはじめ、世界の多くの国々で活用可能になること及び新たなビジネスモデルを生み出すことが期待されています。 YouTubeで「三笠 石炭地下ガス化」と検索すると、UCGの解説があります。三笠市役所のホームページも参照して下さい。室蘭工業大学三笠未利用石炭エネルギー研究施設(上)室蘭工業大学三笠未利用石炭エネルギー研究施設(上)二酸化炭素の地下貯留・固定実験見学会(三笠中学校)(下)▲橋梁の現地加振実験▲IoT技術を用いた長大橋モニタリング▲FRP材で補強した梁の衝撃載荷実験MURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY 17ロボット展示スペース胆振・日高管内高大連携協議会の様子キャリア形成のためのランチタイムセミナーロボットアリーナアドミッションオフィス男女共同参画推進室社会基盤管理工学講座(寄附講座)未利用資源エネルギー工学講座(寄附講座)
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