令和7年度大学概要
12/44

 ヒトをはじめとする生物とその周辺の生活環境や自然環境を形づくる物質を扱う化学と、生命の営みを理解する生物学の基盤的知識をもち、それらを、情報技術を援用しながら、時代の要請に応える工学的視点で社会的責任の認識のもとで活用でき、持続可能な社会の構築に貢献できる人材を養成します。 少子高齢化に対応し持続可能な社会を構築するために、人と環境に優しい建築・都市空間の計画やデザイン、並びに省エネルギーや長寿命化に配慮した安全な建築物を実現するための構造設計、建築設備や建築施工等に関わる高度な専門知識を有し、高い倫理観を身につけた建築学分野における技術者として、時代の要請に即応出来る人材を養成します。 国土や地域・都市空間を中心として心の豊かさを享受できる環境づくりに貢献するための社会基盤施設のデザイン、並びに安全・安心で快適なくらしを実現するための都市計画や防災システム等に関わる高度な専門知識を有し、高い倫理観を身に付けた土木技術者として、時代の要請に即応出来る人材を養成します。 環境・エネルギー技術、材料・加工技術、製造・生産技術、要素・システム技術、制御・計測技術、設計・情報技術を包括する機械工学ならびにロボット工学は、多種多様な製造業や多岐にわたる産業分野の発展から安全・安心の社会・生活を担う基盤となる工学分野です。機械工学ならびにロボット工学に関連する基礎的な学力と多彩な知識、総合的な技術力と柔軟な応用力を兼ね備え、高度専門知識を駆使して先進的なものづくり産業領域を切り拓くとともに持続可能な社会の実現に貢献できる人材を養成します。 Society5.0の実現に向けた科学技術・イノベーション政策に資する基幹技術分野である航空宇宙システム工学は、地上にはない厳しい環境条件において、空気力学、推進工学、構造・材料工学、誘導・制御、通信工学等の多様で広範な最先端技術を統合した高度かつ総合的なシステムを実現する分野です。具体的な航空宇宙システムの成立性を念頭に、システムと要素技術の相互関係を総合的に理解するとともに、各要素技術の基礎知識の修得を通して、これらを統合した先進システムを構築できる素養を身に付けます。さらに、グローバルな即戦力となる高度専門技術者・研究者育成のために、JAXA、民間企業等の外部機関と連携し、北海道の地の利も生かし、航空宇宙機システム研究センター等学内外の多様な研究施設を活用したコースワークによる先端研究教育を通して広範なキャリアパスを開くとともに実践的な人材を養成します。 環境問題やエネルギー問題を解決し、持続可能な社会の実現が求められている中で、物質科学による技術革新はこれらの問題を根幹から解決する可能性を秘めています。本コースでは、今日の産業技術を支える電子機能材料(磁性体、誘電体、超伝導体や光学材料など)や各種構造材料など、様々な物質材料を研究対象とし、物性物理学及び材料工学の専門知識を系統的に修得します。新材料や技術革新に繋がる次世代先端材料の開発を目指し、課題分析及び課題解決能力を備えた人材を育成します。10 GUIDE BOOK 2025■大学院工学研究科博士前期課程専 攻 名環 境 創 生工 学 系 専 攻 「環境」を中心としてそれを取り巻く工学の諸分野を扱い、環境と調和した持続可能な社会を創生していくための幅広い内容に取り組みます。[化学生物工学コース][建築学コース][土木工学コース]生 産 シ ス テ ム工 学 系 専 攻 「ものづくり〈=生産〉」に必要なマテリアル、機械、物理工学等の基盤技術から航空宇宙機や次世代ロボット等の高度なシステム技術までの幅広い内容に取り組みます。[機械ロボット工学コース][航空宇宙総合工学コース][物理物質科学コース]専 攻 の 概 要

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る